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山中正之

イギリスのレースニュースサイト「ROAD RACE NEWS」に私の記事が載りました。


先日、イギリスのレースニュースサイト「ROAD RACING NEWS」に

「Overseas TT Heroes : Masayuki Yamanaka」

として、私の記事が載りました。

(下の写真をクリックすると、「ROAD RACING NEWS」サイトにジャンプします。)

記事の内容は、

"海外からのTTヒーロー達" 山中正之

たくさんの日本人がマン島TTレースに出場できたわけではない。しかし、山中正之は例外の一人だ。

あの有名な鈴鹿8耐に出場し続け影響を与えている山中は今、唯一ロードレースの歴史の一部を作り上げている。

2015年のニューカマーCクラスで記録した2位という記録は日本人として初めてのマンクスGPでの表彰台だった。

彼の歴史的な偉業から1年後、2016年マンクスGPではジュニアクラスとシニアクラスで26位というしっかりとした成績を残した。

この2年での経験を元に、彼は2018年はマンクスGPからTTレースへとステップアップする時期だと決断をした。

TTレースに出場してからもスーパースポーツクラスでは、彼は立派なコースレコードを記録し続け、今年のライトウェイトクラスでは、Team ILR/Mark Coverdaleからのサポートを受け23位という素晴らしい順位でフィニッシュした。この順位はMaria Costello MBE,AJ Venter,Paul ‘Potchy’ Williamsなど数ある優秀なライダーよりも前である。

2019年のTTレースではラップスピード115.695mphの記録を残して終わり、山中は疑いもない海外ヒーローである。

2018年に彼は2回目のTTレースに出場しているが、その時に彼は、どのような野心、情熱をもってマウンテンコースのレースに挑んでいるかを話してくれた。

『1968年4月神奈川県相模原生まれ、もうすぐ50代に突入です。私からバイクを取ったら何も残らない。そうきっぱり断言できるいわゆる「バイク馬鹿」の人生を歩んできました。バイク好きといっても様々で、私はひたすらロードレースにエネルギーを注いでいます。

バイク好きなら誰もが憧れるマン島レース。1907年からイギリス王室属国のマン島(Isle of man)を舞台に開催される、公道を走り抜ける世界最古のオートバイレースです。よく整備されたレース場とは異なり、多くの危険をはらんでいることでも有名。

極めつけは平均時速210 km以上、直線コースでは約300kmという極限のスピード、完走したライダー全員が表彰されるほど過酷なレースなのです。マシンの性能より、ライダーの手腕が試されると言っていいでしょう。

初夏のレースシーズンともなれば、世界中のバイクファンが観戦に訪れます。自慢のバイクで船に乗り込んで島を目指すライダー、キャンプ場での寝泊りや野宿も珍しくありません。

エンジン音があちこちで響き渡り、島全体がお祭りモードになります。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ など人気のマシンはほぼ日本製。日本のバイクが世界中で認知されていることに感激すると同時に、選手も観客も日本人は皆無に近い現実がまた、不思議に感じられます。』

そして彼はこう続けた。

『実は私が30代のころ、一度だけマン島レースに出場するチャンスがありました。準備万端そろった出発直前、なんと不運にも政治情勢上の理由で渡航不可となり、レースを断念せざるを得なかったのです。

その後マン島レースへの関心が消えることはありませんでしたが、日常の忙しさに流され、も

う出場の縁はないものと諦めかけていました。

しかし、44歳で生死をさまよう大事故に遭い、「自分の人生はこのまま終わっていいのか?」と考え直すようになった私は、やはりどうしてもマン島への未練を捨てきれず、ある日友人に打ち明けました。

「実は20年間ずっと夢を諦めらめきれずにいる」。友人は驚きつつも「まずは一度でも観に行ったらどう?」と背中を押してくれ、突然火がついた私はカタコトの英語しか話せない状態で2014年、46歳にしてひとり現地に向かいました。

 「レースを観るだけでは足りない。行くからにはオーガナイザーに会おう」。急きょ一週間の休みを取って初めて渡るヨーロッパです。

私のマン島レースへの気持ちは高ぶりました。飛行機は遅れ、レンタカーの不具合にもあいましたが、やっと目的地のマン島へと到着。そして、主催者がいるオフィスへと向かいました。ただ観戦しに来たためではないと伝えるために…。』

Words by Stevie Rial


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