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Challenge 2025

2025年 マン島TTレースに参戦して

本年もマン島TTレースチャレンジにご協賛いただき、誠にありがとうございました。皆様のおかげで、無事に完走することが出来ました。

 

昨年は、必死過ぎて走行タイムと順位…結果のことしか考えられずに、楽しむ事さえ忘れていました。出発時に皆様から「今年は楽しんできてね」と、お声掛けいただくほど…。

 

今年は来年出場するためにではなく、目の前のレースに集中出来ました。その結果、ベストラップを更新できました!

今年は思わぬハプニングがありました。予選1回目を走り出してすぐにミッションが壊れました。結果、車種の違うバイクのミッションを移植することになりました。

 

その影響で、自分の中では出来上がっている乗り方や走行イメージ、ギア段数が変わってしまったのです。

翌々日の予選2回目に、乗ってみてすぐに250近くあるコーナー毎に覚えていたギア段数では走れない事に気が付きました。これはもう走りながら探るしかありません。

決勝までの、天候不順と限られた走行日の中で、「このバイクをいかに速く走らせるか」ということに集中せざるを得ない状況でした。

「これはもはや、タイムや結果どころではない…。」と感じていましたが、災いを転じて福となすと言いますか、ベストラップを更新という結果に。ベストセッティングでもなく、条件としては万全とは言えないのになぜ…。

 自分なりに考えると、全集中で取り組んだから。それに尽きると思います。

  

時として、心の弱さや自分だけの小さい欲・慢心により、掴んだスタンスを忘れて「結果だけが全て」になってしまう。昨年がそうでした…いや、マン島チャレンジ10年間の中で何戦かありました。

今年改めて確認しました。その方向に向かって全集中で取り組めば、道は開けると。

振り返ると、自分はフィジカル、バイクを含むレース環境が整っている時 (良い環境)ほど、スタンスがブレやすいのかなと感じます。良い環境だから、もっといける!と欲がでるのか…欲と向上心のバランスは難しいです。いずれにしても、まだまだ精神的に弱いのです。

 

今回はマシントラブルのおかげで、結果としてブレずに自分のパフォーマンスが発揮出来、ベストラップ更新という結果になりました。そ

決勝までに、250近くあるコーナーのギアを探って覚えられるのだろうか…と不安がよぎる度に、応援して下さる皆様も今、日本で日常を頑張っているのだと思い返し、集中力を高めていきました。

 

2026年マン島TTレースの出場については、チーム監督に尋ねたところ、「来年の出場も、大丈夫だと思うよ」と言われました。確約ではないのですが、私の気持ちは、来年に向けてスタートしています。

 

価値観が多様化し、自分のこの「オートバイ道」がどこまで対応し、受け入れられるかは分かりませんが真面目に、一生懸命取り組んでいきます。

まだまだ未熟な自分ですが、本当に皆様の応援が励みです。変わらずの応援を切にお願い致します。

 

2025年7月

マン島ライダー
山中正之

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Road to Isle of Man

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(C)Masayuki Yamanaka

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