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🏁2018 TTレース 参戦に向けて🎖

  • よっちゃん
  • 2017年10月5日
  • 読了時間: 3分

山中選手が2018年マン島TTレース参戦に向けての 決意表明を発表いたしました。 長文ではございますが、ご拝読いただければ幸甚でございます。

「2018年マン島TTレース参戦に向けて」 皆様にお伝えしたい気持ちを書かせていただきます。 (長文になりますことをお許しください)

 応援してくださる皆さまと共に、マン島TTレースを目指してより3年の間に、

選考レースともいえるマンクスGPを2年走り、走行タイム他、 主催者の厳正なる基準をクリアして、昨年TTレースの招待を

受けることができました。 (現在全ての参加は審査招待制で、出場希望者の増加と安全意識の

高まりもあって、年々基準は厳しくなっています。)  27年間想い続けたTTレースでは、唯一の日本人ライダーとして出走し、 決勝レースヒート1を走り切りました。

近年まれに見る天候不順により、練習・予選は従来の1/3の14周しか走れず、 その内の2~3周は事故の為、中断になりました。  このような状況でも昨年から引き続き、コースの習熟と車体のセットアップを向上させ、昨年よりもタイムアップする事ができました。  でもそれは簡単なことではありませんでした。  日本では調べても想定できず、現地でしか知り得ない情報を得たときに、日本から準備した通りにそのまま進めていくこともできたのですが、チーム内で議論し、私たちは現地で知り得たことも取り入れていくことを選びました。  「限られた時間と環境の中で、今出来ることを全力で!」チャレンジしました。  チーム全ての引き出しを開け、知恵とかけた労力がタイムに反映され、

万全を尽くし、ヒート2に備えたのですが、悪天候の為中止となり、 その機会は訪れませんでした・・・。

 皆さまと共に、27年間想い続けたキングオブロードレース

「ISLE OF MAN」の門をくぐり抜けた今、皆さまへの感謝の気持ちは

もちろんのこと、このTTというレース出場にご協賛下さった 皆さまのへの尊敬の気持ちが胸をしめています。  よく「なぜ危険と言われるレースに出場したいの?」と聞かれます。 TTレースはただ危険なだけではない、ライダーのスキルは絶対的に

必要ですが、同じくらいに自分の内面や課題と向き合い、真剣で純粋な

気持ちでこのレースに向かうことで限りなく危険を回避できると思っています。  もしかしたら・・・自分自身とどれだけ向き合えるかが 大きなポイントかもしれません。  それは私の今までのレース人生から獲得したスタンスであり、私ならそれが

出来ると思っています。  これは今、日本中で私にしかできないと確信しています。  言葉に出来ない自分の生き方=レーサー人生の全てを出して

チャレンジすると決め、2年マンクスGPを走り、初参戦を果たした今、 それは確信に変わりました。  門をくぐり抜け、前を見ると110年も続いているTTレーサーの道が

続いていました。  この道の歩みを止めたくない、2018年TTレースも皆さまと共に臨み、

思いを共有したいと切に思っています。 それが自分のゴールに戻ってくるためのパワーであり、チャレンジの

情熱の源なのです。

 レース終了後に主催者の方から2018年TTレース出場許可を頂きました。  このチャレンジにどんな制限があっても、良い事もそうでない事も含めた

すべてを発信し、皆さまと共に味わいながら共有して頂けるよう、 全身全霊で取組みます。  ご協賛ご支援のほど、何卒よろしくお願い致します。

 山中正之


 
 
 

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(C)Masayuki Yamanaka

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